担当 ： 産業建設課 ／ 掲載日 ： 2019/04/17

　大豊町有林では、国際的な基準を満たしていることを示すSGEC（エスジェック）森林認証を平成31年3月26日に取得しました。大豊町が参画している高知嶺北森林認証協議会は、この森林認証の取得を目指し平成29年に組織され、大豊町、本山町の2町、2町の森林組合、さらに高知県森林組合連合会で構成されています。申請の準備も含め平成31年3月にかけて書類及び現地審査を行った結果、基準を満たしていることが認められ、SGECのFM認証（Forest Management認証：森林管理が基準を満たしていることを示すもので、森林所有者等に対して与えられる認証）を取得しました。協議会としての認証エリアは983.21ha、うち大豊町有林のエリアは611.80haです。
　森林認証は、全世界的に認証森林由来の木材の合法性を示すことができる証明であり、今回取得したSGEC森林認証は世界49か国で相互認証され、世界最大の森林認証エリアを持ちます。
さらに、木材の合法性にとどまらず、森林認証の取得により、危険が多い林業においても安全や非常時の対応が適切であることが認められたほか、施業の有無にかかわらず、森林全体について適切な管理がなされていることが認められ、これらの対応や管理手法を今後も継続していくこととしております。
　高知嶺北森林認証協議会では、現在は町有林や社有林のみを対象としていますが、今後は認証エリアを一般の民有林まで広げていくことを計画しております。森林組合等の町内林業事業者と協定や伐採の契約をされている方は、森林認証を取得できる可能性があります。ご希望がありましたら、大豊町プロジェクト推進室、あるいは協定書や契約を結んだ林業事業体へ直接ご連絡をいただければ幸いです。
　森林認証の取得を契機に、大豊町は町有林を含む森林の適切かつ積極的な管理に取り組んでいきます。

森林認証面積一覧表（PDF：31KB）