担当 : 教育委員会 / 掲載日 : 2014/09/19
梶ヶ森の西方杖立峠(1050m)に群生するマルバノキは分布地理学的にも形態学的にも珍しい植物で貴重な価値をもっている。
全国で生育が確認されているのは広島、岐阜、長野と高知の四県であり、しかもその県のごく限られた地域のみであるという。
この科の植物は、マンサクやトサミズキのように花の形態が他科の植物と著しく違った特異なものが多い。
マルバノキは一名ベニマンサクとも云われるように、花は葉腋に5個の糸のような暗紅色の花弁を拡げ星状の形をしている。