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幻の碁石茶

担当 : 教育委員会 / 掲載日 : 2012/03/14

幻の碁石茶

碁石茶は、筵に広げて干した様が碁盤に碁石を並べた形に似ているところから、この名がつけられたと考えられる。7月から8月にかけて茶の葉を蒸して発酵させ、それを天日に干して製造するもので、そのルーツは遠く中国雲南省やミヤンマーに求めることができるとされている。日本に何時頃その製法が伝えられたかは明らかでないが、藩政後期の南路志によると「本川郷碁石茶上品也」との記述があり、嶺北地方では相当古くから製造されていたと考えられる。
 明治になっても特に大杉地区や西豊永地区では大量に生産され、主として瀬戸内方面に出荷されていたが、その後政府が紅茶の生産を奨励したり、価格の低迷と、消費者の嗜好の多様化や生産者の高齢化等が重なって、次第に衰退の一途を辿るようになった。現在ではその技術を伝え伝統を守っている人は、極少数である。
 しかし近年碁石茶の歴史的価値が見直されるようになったことや、草木染の原料として使用されるようになったことから、大豊町もその伝統技術保存に努力している。


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