担当 : 教育委員会 / 掲載日 : 2012/03/14
大豊町には、代表的な百手として「桃原百手」「川戸百手」「永渕百手」の3つが伝承されている。
桃原百手は熊野十二所神社で古式ゆかしく羽織、袴の装束で行われる。
また、大豊の西峰以外の百手はほとんど西的であるなかで、川戸百手の矢の的は東的になっている。これは、祭神が宇佐八幡宮の分霊を祀っているため九州本社の西方向を避けて東的にしたといわれ、400年以上の歴史を持っている。一方、永渕神社の永渕百手は、総奉行は羽織、袴を着用するが、射場の服装は紺袴、白の上衣といういでたちで行う素朴な百手として知られている。