担当 : 教育委員会 / 掲載日 : 2012/08/20
像高 132.0cm ヒノキ材 一木作り
本尊薬師如来坐像、脇仏阿弥陀如来坐像は、釈迦如来坐像と若干彫刻様式も異なり、釈迦如来坐像の貞観様を脱し、すっかり藤原様式のやさしさとなり、顔は丸顔で眼は静かな伏し目、唇もおとなしく、螺髪も細かくなっている。体はかなり量感があり、成熟した美しい藤原様式の尊像である。
光背は全高226.5cmで上端の尖った舟型の二重円想光背で板光背と呼ばれるものである。
大正7年に一部修理が施されているが台座はその時の新補である。