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豊楽寺木造薬師如来及び両脇侍像3ク*木造二天王立像2ク*

担当 : 教育委員会 / 掲載日 : 2012/08/13

像高 134.8cm ヒノキ材 一本作り

 薬師如来像の胎内背部一面に、結願者の氏名と仁平元年(1151)8月4日の年記と薬師堂及び本像の造立のことが記されており、薬師堂建立の時代が明確となった。仁平元年は藤原末期であるが、本像はややずんぐりとし、頸は猫背の肩におちこむように作られ、顎を前に突き出して、螺髪も大粒で面相もやや面長な顔付につくられ、唇は朱をさし前にとび出している。
 像の後には古様な全高216.6cmの板光背が付属しているが、板光背をもつ像は古様な作風を保つ像が多いといわれていて、本像の技法も極めて古いものをもっている。頭と体を一材より作り、前後に割り、内刳りを施し、彫眼漆塗りであり、平安末期の作とは思えない作風である。土佐の仏像の製作年代を明らかにする基準作品としても貴重な遺品である。
 南国市岡豊の県立歴史民俗博物館にはこの佛像の実物大のレプリカが安置せられている。
 この像は、明治44年4月17日釈迦如来坐像として国の重要文化財として指定されていたが、平成22年6月29日この像の脇侍・菩薩立像2体と天王像2体が国の重要文化財として追加指定される際、名称を薬師如来に変更された。
*(身へんに區)


豊楽寺釈迦如来坐像(彫刻)

脇侍

天王像


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