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「｢碁石茶製造技術調査報告書｣を公開します」
大豊町で作り続けている碁石茶は､発酵茶の中でも｢後発酵茶｣に分類されます｡ｶﾋﾞ付けによる好気的発酵と漬物のように桶に付け込み乳酸菌によって発行させる嫌気的発酵の2段階の発酵を経て作られ､固まりに仕上げる珍しいお茶です｡
四国には､碁石茶のほかにも徳島県の阿波晩茶､愛媛県西条市の石鎚黒茶という後発酵茶の製造が伝えられており､この3つのお茶の製造技術が､平成30年3月に｢四国山地の発酵茶の製造技術｣として国の｢記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財｣に選択されました｡
これを受けて､大豊町では碁石茶の製造技術を民俗文化財として次世代へ継承することを目的に､令和4年4月から令和7年3月まで国庫補助事業として｢碁石茶製造技術調査事業｣を実施しました｡
調査事業では､碁石茶の製造技術と道具､歴史的背景､流通･消費の調査を実施するとともに､以前から研究がすすめられてきた食品化学･食品機能学の観点からその成分や機能性についての研究も体系的に整理し､報告書にまとめました｡その成果を広く周知するため､報告書を公開します｡下記､PDFﾃﾞｰﾀをｸﾘｯｸしてください｡
碁石茶製造技術調査事業では､専門的な報告書にとともに､より分かりやすく碁石茶とその製造技術を知っていただくため､概要版のﾊﾟﾝﾌﾚｯﾄも作成しました｡
現在､碁石茶を生産しているのは､東梶ｹ内の小笠原家､大久保の北窪家､株式会社大豊ゆとりﾌｧｰﾑの2軒1法人です｡ それぞれの製造の様子は､下記からご覧いただけます｡
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